横たわるタヒチの女 ポール・ゴーギャン



フランスのポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャンの作品(1897年)です。
本作はゴーギャンの第二次タヒチ滞在中の名作で、ゴーギャンは第二次タヒチ滞在中に現地で没しました。
それでは具体的に観て行きましょう。
上部やや左側の窓に悪魔の鳥として、青い鳥が描かれており、横たわる裸婦を見張っています。そして裸婦は、恐々とした表情を浮かべながら視線を鳥の方へと向けており、その背後では二人の女性が密談を交わしています。
ゴーギャンは「単純な裸体によって、ある種の野蛮な豪華さを暗示したかった。全体はわざと暗く悲しい色彩の中に沈んでいる。この豪華さをは絹でもビロードでも麻でも金でも馬鹿な女でもない。純粋に画家の手で紡ぎだされた豊かな質感である。人の創造力のみがこの空想上の住居を飾ることができるのだ」と述べています。
ロンドンのコートールド・ギャラリー所蔵
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