恐るべしラパス!「ニセ警察官に拉致されそうになる」

ペルーのクスコから夜行バスでボリビア ラパスのバスターミナル(写真左2枚)に到着。
ラパスで1泊する予定でしたが、治安があまり良く無いとの事なので、その日の内に飛行機でウユニへ移動する事にしました。
2時間ほど時間に余裕があるので、ラパスの街で散歩&昼食をしました。夜の散歩は危険(強盗事件多発)と評判のラパスも昼間は、人も車も多く、強盗にあう様な雰囲気はありません。
ところが。。。
街(右下の写真の様な所)を散歩していました。観光に来ているというペルーのおばちゃんに頼まれ写真を撮っていると、身なりのちゃんとした人が警察手帳を見せながら「パスポートを見せてくれ」と言って来ました。「怪しいなぁ」と思いつつ、おばちゃんはパスポートを、私はパスポートのコピー(こういう時の為に事前にコピーを撮ってます)を渡すと、「最近犯罪が多いので、直ぐ近くに事務所があるから協力してくれ」と言って来ました。
「時間が無い。飛行機にのらないといけない」と言うと「5分で終わるから」と言います。おばちゃんも「協力してあげよう」というので、「周りに人も多いし歩いて行って5分の所なら大丈夫か?ヤバいと思ったら逃げよう」と思って、ついて行く事にしました。
するとスーッと横に来た車に、警官が警察手帳を見せて「乗せて行ってくれ」と言っている様です。運転手は直ぐに了解し、おばちゃんはサッサと車に乗り込みます。「これはヤバい。このまま乗ったら拉致されるぞ。おばちゃんもコイツらの仲間や!」と思って「俺は乗れへん。パスポート返せ!」と言うと、あっさりパスポートのコピーを返してくれました。そして、おばちゃんを乗せて車は出ようとします。「あっ、おばちゃんはコイツらの仲間とちゃうんや!」と気付き、窓を叩いて「止めとけ!」と叫びましたが、車はそのまま行ってしまいました。
偽警官に拉致された!その後、おばちゃんがどうなったかはわかりません。。。
僅か2時間の散歩で、こんな事に遭遇するとは、「恐るべしラパス!」

Copyrighted Image