キリストの洗礼

この作品に描かれているのは、新約聖書の中のこんな場面です。
洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。
(中略)彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打もない。
わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」
そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。
水の中から上がるとすぐ、天が裂けて”霊”が鳩のように御自分に降ってくるのを、御覧になった。
すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。
(日本聖書協会「新約聖書」マルコによる福音書1:4-11より)
ということで、中央がイエス・キリスト。右側で洗礼を授けているのがヨハネです。
イエスの頭上には、いままさに降りてこようとしている鳩(=精霊)と、その上にそれを遣わした神の手が見えます。
左側には洗礼を終えたイエスを迎えようと待っている天使たちがいます。
この作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチとその師匠のヴェロッキオにより描かれました。レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたのは、左側の天使と遠景、キリストの足元の水と言われています。
ダ・ヴィンチが描いたところは、他と明らかにクオリティが違いますね。このレオナルドが描いた天使を見て、師匠のヴェロッキオはそのずば抜けた才能にはかなうまいと、二度と絵筆をとらなかったと言われています。
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5+

ウルビーノのヴィーナス

イタリアの巨匠ティツィアーノが1538年に描いた作品。
ローマ神話のヴィーナスを描いており、ポーズはジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」を模倣したものと言われていますが、 ティツィアーノはさらに官能性を追求した作品にしました。 ヴィーナスの右手は愛を表す花束を持ち、左手は画面中央に陰部を隠しながらも挑発するかのように置かれ、寓意画では貞節を意味するイヌは、そばで眠っており、その役割を放棄しています。
この絵画はウルビーノ公爵グイドバルド2世・デッラ・ローヴェレの依頼によって描かれたものですが、これほどまでに官能的に描かれているのは、公爵の年若い花嫁となったジュリア・ヴァラノへの「教育」を意図したものではないかと言われています。
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5+

ルチェライの聖母

玉座の聖母子と6人の天使(ルチェライの聖母)。 ドゥッチョの代表作。
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂のルチェライ礼拝堂のために、制作されました。その後、ルチェライ家の教会内で使用されていたため「ルチェライの聖母」と呼ばれるようになりました。
玉座の聖母子の構図は、その後、祭壇画の最も典型的な聖母子像の構図となります。 ドゥッチョの作品の中では、文書記録として残されている一番古い作品です。
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4+

エレオノーラ・ディ・トレドと子息の肖像

「エレオノーラ・ディ・トレドの肖像」はマニエリスム(※1)を代表する大画家アーニョロ・ブロンズィーノによって1545年ごろに制作された油彩画で、 アーニョロ・ ブロンズィーノの代表作と言われています。
この作品に描かれるているのはナポリ総督の娘で、名家メディチ家のコジモ一世の妻でもあるエレオノーラ・ディ・トレドとその息子ジョヴァンニです
(別の息子フランチェスコという説もあります)。
怪しく冷艶な雰囲気を漂わせる アーニョロ・ ブロンズィーノ独特の表現と、白 々とした艶めかしい肌の質感による清逸な表情描写が高い評価を受けています。
※1:マニエリスムとはルネサンス後期の美術で、美術史の区分としては、盛期ルネサンスとバロックの合間にあたります。イタリア語の「マニエラ(手法・様式)」に由来する言葉で、盛期ルネサンス芸術の明快で調和の取れた表現とも、バロック芸術の動感あふれる表現とも異なった特有の表現として位置づけられいます「自然を凌駕する行動の芸術的手法」だそうです。
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2+

春(ラ・プリマヴェーラ)

この作品は「ヴィーナスの誕生」と対をなし、天上のヴィーナスの降臨を描いた「ヴィーナスの誕生」に対して、地上のヴィーナスの王国を描いた「春」と言われています。
右から順番に春を運んでくるという西風の神ゼフュロス、花の女神フローラ、 そしてフローラの口からは花が出ていて、その隣の春の女神プリマヴェーラに変身するところが描かれています。
プリマヴェーラの左には地上のヴィーナスがいて、その上にはヴィーナスの子どもであるアモール(キューピッド)が 恋に落ちる矢を左側の三美神に向けています。よく見るとその三美神は絵の中心から背をそむけている男性、メルクリウスの方を見つめてます。
このメルクリウスは、理性を象徴する、ギリシャ神話の商業神で、カドゥケウスという杖で雲を払っている様子が描かれています。 「これは地上のヴィーナスの国から天上のヴィーナスの国を覗いている」という解釈がされています。
ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品です。
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4+

ヴィーナスの誕生

この作品は「春」と対をなし、天上のヴィーナスの降臨を描いた「ヴィーナスの誕生」、地上のヴィーナスの王国を描いた「春」と言われています。
「ヴィーナスの誕生」は、ギリシア神話の天上のヴィーナス(アプロディーテー)が海より誕生した様子が描かれています。
天上のヴィーナスは左足が浮いていて、今まさに地上に降り立とうとしています。 地上に降り立った瞬間、天上のヴィーナスは時間の支配を受ける、地上のヴィーナスになります。 ヴィーナスの右側には時の女神ホーラ、左側には西風の神ゼフュロスとその妻である花の女神フローラが描かれています。
ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品で、キャンバス地に描かれたテンペラ画です。
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3+

イタリア最後の食事。

左上は、バンディタッチャ遺跡の帰り道で食べたサンドイッチ。
夕食は、今までの食事は「一品と飲み物のパターンが多い」「食事が質素」とのご指摘を受けて、意を決して、二品注文してみました(下)。右上はサラダのドレッシングです。
もうお腹一杯‼️ 
というところで、イタリア編終結です。次はフランスへ行きます。
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世界遺産、バンディタッチャ遺跡。

ネクロポリス(墓地)の遺跡です。
総面積は400 ha。全体で1200もの墓があり、地中海世界最大のネクロポリス。墓の作成された年代は紀元前9世紀のヴィッラノヴァ文化期から、紀元前3世紀の後期エトルリア時代だそうです。
バンディタッチャ遺跡からの帰り道、「もう歩くのしんどい。」と思い、破れかぶれでヒッチハイクを決行! 30分ぐらい続けるも誰も止まってくれませんでした。(*_*)
結局、計12km歩く事になりました。
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3+

この鳥、知りませんか?

イタリア最終日は世界遺産「バンディタッチャ遺跡」へ行く事にしました。
マリーナ・ディ・チェルヴェーテリ駅へ鉄道で行き、そこから約6kmの場所にあります。
駅からはバスがあると期待して行ったのですが、見当たらず、徒歩で行く事にしました(左上)。
途中、迷子の小鳥ちゃんを探している張り紙を見たので、パチリ📷(右上)
皆さん、この鳥を見かけたら連絡してあげてください。
下の写真は、バンディタッチャの遺跡を展示している美術館です。
朝、ホテルの支払い問題解決。
7年働いている従業員も非を認めてくれた。良かった。

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