ニヴェルネ地方の耕作 ローザ・ボヌール

19世紀フランスの女流写実主義画家&彫刻家、ローザ・ボヌールの作品です。
ローザの主題は農村で、そこで生きる動物たちを多く描きました。畑を耕す牛や人を乗せた馬は農村の生命力の象徴であり、彼女は生き生きとした動物たちを描き続けました。
それでは具体的に観て行きましょう。
この作品は1849年のサロンに出品され、ローザの出世作となった作品です。ニヴェルネはフランス中部のロワール川沿いの農村地帯です。
この作品でもローザの関心は牛や馬などの動物たちにあります。農村の動物たちの逞しい姿は生命力に溢れ、観ている者に前向きなエネルギーを与えてくれます。
特に、よだれを垂らしながら思い農具を引く牛の描写は圧巻で、まるで写真のようです。
オルセー美術館所蔵。
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