耕地へ向かう牛 コンスタン・トロワイヨン

19世紀のフランスのバルビゾン派の画家、コンスタン・トロワイヨンの作品です。
バルビゾン派は、フランスのバルビゾン村やその周辺に画家が滞在や居住し、自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた、絵画の一派です。
トロワイヨンの他、コロー、ミレー、テオドール・ルソー、ディアズ、デュプレ、ドービニーの7人が中心的存在で「バルビゾンの七星」と呼ばれました。
トロワイヨンは風景画も描きましたが、出世作は動物画です。
朝の澄んだ光と大気の中、絵を見る我々の方に牛たちが向かってきます。逆光の中、牛たちが力強く向かってくる姿は圧巻で、観る人にやる気と勇気を与えてくれる作品です。
オルセー美術館所蔵。
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