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フランスのポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャンの作品(1892年)です。
ゴーギャンのエジプト好きは、よく知られていますが、本作はエジプトの壁画の写真から着想を得て製作されました。
それでは具体的に観て行きましょう。
本作は、タヒチの首都パペーテの市場の様子を描いています。しかし、果物や魚などを売る様子は描かれていません。描かれているのは、派手に着飾った女たちです。女たちは着飾って媚びを売るような表情を見せ、自分の体をフランス人に売り込んでいるです。ベンチに横に並んだ女たちの様子が、いかにも売り物の陳列のように見えます。
本作はエジプトの壁画の写真から着想を得て製作したと言われています。ポーズや横向きの体、顔つきなどをそのままタヒチの女性に当てはめ、様式化された単純なリズムを作り出しています。
スイスのバーゼル美術館所蔵。
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