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19世紀イギリスを代表する風景画家、ジョン・コンスタブルの作品です。
コンスタブルは終生故郷サフォーク周辺の身近な風景を描き続けました。刻々と変化する光の効果を捉えようとしたことやパレットで色を混ぜ合わせるのでなく画面上に異なる色価の筆触を並べるなど、その製作態度や技法は印象派の先駆けとなるものでした。
それでは具体的に観て行きましょう。
流れる雲の下、緑なす田園地帯の爽やかさは、思わず深呼吸してみたくなるような美しさです。緑や青を主とした寒色系の画面の中に置かれたわずかな赤がアクセントとなり、作品に温かい、やさしい情感を与えてくれます。
カンスタブルの絵は緻密に見えますが、実は比較的荒いタッチで描かれており、大気の揺らぎや光の煌めきをみずみずしいタッチで表現しています。
ロンドンのテート・ブリテン所蔵。
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たそがれ君