暖炉衝立の前の聖母子

初期フランドル派の画家ロベール・カンパンの作品。
ロベール・カンパンは、油絵具で物体の立体感を実現したパイオニアです。
油彩という新しい技法で明暗を描き出し、絵画に立体感や複雑な遠近感などを表現しました。
具体的に見て行きましょう。
この作品では、布地や聖母の左に置かれた聖書に「質感」が感じられます。
油絵具の明暗を巧みに使って「質感」を表現しているのです。
ナショナル・ギャラリー(イギリス)所蔵。
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