シャルトルのサンピエール教会

この教会は、かつては修道院でした。ゴシック建築の最も美しい傑作の1つと言われています。13世紀と14世紀に作られたステンドグラスの窓は、一見の価値があります。1840年にフランスの歴史的建造物に認定された、迫力ある教会です。

十字架像 ミケランジェロ・ブオナローティ

盛期ルネサンスの三大巨匠の一人、 ミケランジェロ・ブオナローティの作品(1492年頃)です。本作はミケランジェロの初期作品の傑作のひとつです。
ミケランジェロ17歳の時、修道院の病院から送られてくる死体の解剖学的研究を許され、その代わりに本作を彫刻し、主祭壇の上に飾りました。
その後、18世紀末のフランス占領下に修道院の鎮圧に伴い、紛失したものと考えられていましたが、別の場所に保管されているのが発見されました。
現在、本作は教会の西側通路から行ける八角形の聖具室に置かれています。
フィレンツェのサント・スピリト聖堂所蔵
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ピア門 ミケランジェロ・ブオナローティ

盛期ルネサンスの三大巨匠の一人、 ミケランジェロ・ブオナローティの作品(1565年頃)です。本作はミケランジェロ最後の建築作品です(ミケランジェロはピア門の完成間近で死去)。2つのアーチの間にある建物はかつては税関でしたが、現在はベルサリエーリの歴史博物館となっています。
またピア門は1561年に鋳造された記念硬貨にも描かれています。
ピア門は、ローマのピア通りの終点にあります。
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ミネルヴァのキリスト ミケランジェロ・ブオナローティ

盛期ルネサンスの三大巨匠の一人、 ミケランジェロ・ブオナローティの作品(1521年頃)です。本作はローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会にある大理石の彫刻です。因みに、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は、ガリレオ・ガリレイが裁判にかけられた教会で「それでも地球は回っている」と言ったとの逸話があるのが、この教会です。
それでは具体的に観て行きましょう。
キリストは、体重の大部分を片脚にかけて立っています。その足は曲げられ、頭は振り返ろうとしています。このポーズは、紀元前から使われている技法で、コントラポストの原則(※1)と呼ばれます。
そして、ミケランジェロは、キリストを何も身につけない立ち姿でミケランジェロは罪と死の両方に対するキリストの勝利を表現しています。現在掛かっている腰布は、バロック時代に加えられたものです。
※1:コントラポストの原則:片足に体重をかけて立つことで、左右の肩を結んだ横軸や、骨盤の横軸が傾き、中心軸である脊柱が曲線を描く、左右非対称のポーズのこと。 このポーズを取らせることで、モデルに躍動感が生まれ、生き生きとした印象になる。 西洋美術では紀元前から多用されており、現在でも3DCGをはじめ、様々な表現に応用されています。
ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会所蔵。
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