アイソンとメディア

15世紀のフィレンツェで活動した画家、ジローラモ・マッキエッティの作品。
ギリシャ神話の一場面を描いています。その場面とは「若返りの魔法」です。
それでは、解説しましょう。
若返りの魔法とは、「羊の喉をかき切って魔法の霊薬を血管に満たし、ぐらぐらに湯を沸かした大釜で煮る」と若返るというものです。
画面では、コルキスの王女メディアは、義父アイソンを若返らせようとしています。メディアは釜のそばに立ち、月桂樹の枝で材料をかき回せています。義父アイソンは、椅子にのけぞっています。
若返りという人間の不変のテーマを描いた作品です。
フィレンツェのヴェッキオ宮殿所蔵。
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ペルセウスとアンドロメダ

15世紀のイタリア人芸術家ジョルジョ・ヴァザーリの作品。
ヴァザーリは、ミケランジェロの弟子です。「画家、彫刻家、建築家列伝」の執筆で有名となり”最初の美術史家”と呼ばれています。
それでは、本作の場面を解説しましょう。
アンドロメダはエチオピアの王女です。ポセイドンの怒りを買い海獣の生贄にされそうになっているところを、ペルセウスが救いに出かけます。しかし、海獣には剣はまったく歯が立たちません。
そこで、ペルセウスはギリシア神話の怪物メドゥーサの首を取り出し、海獣を石に変え、王女を助け出しました。メドゥーサの首を海水に置くと、そこから流れた血がサンゴになりました。
本作では、岩に縛られた王女の鎖をペルセウスが外しています。また、アンドロメダの左足元にメドゥーサの首があります。メドゥーサの首から溢れたサンゴを男女が収穫しています。
興味深い作品ですが、残念ながら、絵画としての評価はさほど高くありません。
フィレンツェのヴェッキオ宮殿所蔵。
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