戦争と平和 パブロ・ピカソ

19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソの70歳の時の作品です。
「戦争」と「平和」という二つの対になる作品と「世界の4つの部分」の3枚で1セットの作品です。
フランスのヴァロリスにある、ピカソ美術館内の礼拝堂の壁面とアーチ状に曲面を描く天井の全面を使用して描かれています。向かって左側が「戦争」、右側が「平和」、中央(奥)が「世界の4つの部分」です。
戦争は黒や灰色が基調で、暗い印象を受けます。絵の中央には、黒い馬に引かれた戦車が描かれ、戦車を駆る人物は赤い血糊の付いた剣を握り締めています。
黒い馬は、斧や槍、剣を振るう黒い人影を背景に、燃え盛る書物を踏みにじっています。絵の左側には、平和の象徴である白いハトが彫られた盾を持つ人物が描かれ、戦車の行く手に立ちはだかっています。
平和は白を基調としています。絵の中央には、白いペガサスが描かれ、戦争の黒い馬とは対照的です。光り輝く太陽のもとで、子を育て、踊り、生を謳歌する人々の姿が描かれています。
フランス、ヴァロリスのピカソ美術館所蔵。

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