果物籠

16世紀後半から17世紀初頭のバロック絵画最大の巨匠カラヴァッジョによる静物描写の代表作。
カラヴァッジョの徹底したリアリズムが遺憾なく発揮された作品です。
それでは、具体的に見て行きましょう。
果実の描写は、その瑞々しさと同時に腐敗を見せるそれぞれの側面を忠実に描がいています。そして、枯れる葉の乾いた質感。それまで描かれてきた典型的な静物画では見られることの無かった醜く枯れる葉を、他の果物と同様に主役として描いています。
「瑞々しく美しい果物の描写のみならず、枯れ朽ちる葉や腐敗する果実など、醜さや下劣とされる描写まで、徹底したリアリズムを以って現実を描く」それがカラヴァッジョの静物画です。
ミラノのアンブロジアーナ絵画館所蔵。
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