ブレラ祭壇画

本作品は、ミラノのブレラ絵画館の至宝のひとつともいわれる、「ブレラの祭壇画」です。
絵の中心には、聖母マリアが膝に乗せたわが子イエスを拝んでいます。聖母マリアを囲む聖人は、向かって左から、洗礼者ヨハネ、シエナの聖ベルナルティーノ、聖ヒエロニムス、右側には手に聖痕をもつ、聖フランチェスコ、殉教者聖ピエトロ、福音書のヨハネが描かれています。
この作品を描いたピエロ・デッラ・フランチェスカは、1400年代のイタリアに於ける遠近法の第一人者で、後世に大きな影響を与えました。
具体的に見て行きましょう。
聖母や聖人の頭上に描かれた天井、貝殻をかたどった壁がん、上からつるされた卵。この作品の遠近法と絶妙な配置が見るものを圧倒します。
天井から下がる卵は、「(神が作りだした)完璧」の象徴と伝えられており、この作品の中心に位置し、構図をいっそう完全にする役割を果たしています。
この作品の奥行、光線と影、人物と背景のとぎれることのない連結感など、この作品が後世に与えた影響は計り知れません。
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