自画像 パブロ・ピカソ

19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソの薔薇色の時代(※1)の作品です。本作はピカソが原始美術に見られるような力強さを描こうとした実験的作品であると言われています。
それでは具体的に観て行きましょう。
この時、ピカソは25歳でしたが、固く筋肉質の肉体で、まるで20世紀の伝説的な陸上選手であるのかのように描いています。
ピカソの薔薇色の時代の作品には珍しく、色調を取り除いた作品です。最初は右手に筆を持っていましたが、完成版では取り除かれました。
ピカソは色調や筆や画家を示す物等が描かない事によって、原始美術に見られるような力強さを描こうとしたのでした。
※1:薔薇色の時代(1904年 – 1906年):フェルナンド・オリヴィエという恋人を得て、明るい色調でサーカスの芸人、家族、兄弟、少女、少年などを描いた時代。
フィラデルフィア美術館所蔵。
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