海辺の人物 パブロ・ピカソ

19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソのシュルレアリスム時代の作品です。
本作は、愛人マリー・テレーズと過ごしたバカンスの一場面を描いています。ピカソとマリー・テレーズは浜辺でキスをしています。
奇怪な姿の二人は、生物の起源となる太古の原形質に見え、浜辺に漂着したような姿で描写されています。
頭は、カマキリのように見えます。メスのカマキリは後尾後にオスを食べますが、その屈折した概念は生と死のパラドックスに関する視覚的メタファーであると言われます。
パリのピカソ美術館所蔵。
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裸足の少女 パブロ・ピカソ

19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソが14歳の時の作品です。
新古典主義時代(※1)の輪郭の原型と言われ、穏やかで素朴な少女の表情を見事に表現した作品です。
それでは具体的に観て行きましょう。
作品に描かれた少女は真っ赤なワンピースを着用し、両手を膝の上に置いて椅子に座っています。少女の瞳は大きく真っすぐ前を見ており、10代の少女にしては手足がどっしりして大きく描かれています。それによって安定感が出て生命力に満ちています。
ピカソ美術館所蔵。
※1:新古典主義の時代(1917年 – 1925年):ルネサンスやバロックの名品に影響を受け、どっしりと量感のある、身体に比べて大きい手足、彫刻のような肉体、額から続く高い鼻などが特徴の作品を多く描いた時代。
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朝鮮の虐殺 パブロ・ピカソ

19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソの作品です。
本作は信川虐殺事件を批判し作成した作品です。
画面左側に描かれているのは、母親と子供、妊婦です。これは「信川虐殺」の最も悲劇的な事件である「400オモニ(母親)の墓」「102子供の墓」からの引用です。
右側に並ぶ兵士たちは、中世から近代にかけてのさまざまな防具を寄せ集めたような不格好な姿で、近代的ロボットのようにも見えます。しかし、下半身は尻や性器が丸出しです。
本作はピカソのキュビスム表現主義の時代(※1)の作品です。
パリのピカソ美術館所蔵。
※1:キュビスム表現主義の時代(1937年 – 1973年):ピカソがキュビスム表現主義的な作品を多く残した時代
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