オウム貝の杯のある静物

本作は、オランダ画家ウィレム・カルフが描いた絵画で、オランダ17世紀静物画の傑作と言われる作品です。
具体的に見て行きましょう。
カルフは、異国の品々の外形や質感を、当時、描かれることは無かった具体性をもって再現しています。薄暗く陰鬱な闇に暖かい光が差し込む事で出来る反射光のきらめき。まるで、奥深く描かれた色彩の向こうから光が出て来るようです。それにより、異国の品々に、謎めいた生命があるような感じを与えているのです。
精巧な細部の表現、色彩感覚と光の効果、巧みな構図、それらが見事に融け合った作品です。
マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館美術館所蔵。
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ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像

ミケランジェロの師として知られる巨匠、ドメニコ・ギルランダイオの作品。
本作品は、15世紀ルネサンス時代で最も美しい肖像画の一つとされています。
若々しいけれど控えめな美しさ、そして清楚な雰囲気が漂う作品ですね。
銘文には「ああ、芸術よ。もし彼女の特性や内面性を再現することができるなら、この世にこれに勝る絵画はないだろう」と記されています。
マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館美術館所蔵。
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