ルーブル美術館グランド・ギャラリーの改造計画

18世紀のフランスを代表する新古典主義の風景画家、ユベール・ロベールの作品です。
ロベールは、廃墟や古代建築物のある風景を得意とし、時には生命力溢れる人物を配置する知的で叙情豊かな風景表現で名を馳せ、「廃墟の画家」と言われ人気がありました。
また庭園設計や絵画管理者としての才能も発揮し、1790年代後半に参加したルーブル宮改造計画における一連の諸作品は傑作と言われます。本作品は、その傑作の一つです。
ロベールは自分が理想とするルーブル美術館を描きました。天井は高く、自然光が入り、画家を目指すものは写生が出来、誰もが素晴らしい画を見ることが出来る、誰にでも開かれた美術館。そんな美術館を、彼は夢見ました。
そして、宮殿であったルーブルはルーブル美術館として生まれ変わり、現在、ロベールが理想とした美術館そのものになっています。
ルーブル美術館所蔵。
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メゾン・カレ

18世紀のフランスを代表する新古典主義の風景画家、ユベール・ロベールの作品です。
ロベールは、廃墟や古代建築物のある風景を得意とし、時には生命力溢れる人物を配置する知的で叙情豊かな風景表現で名を馳せ、「廃墟の画家」と言われ人気がありました。
それでは具体的に観て行きましょう。
ここでは、南フランスのニームにある古代ローマの遺跡、メゾン・カレを中心に円形闘技場とマーニュ塔が描かれています。
建物の痛みや周囲に転がる石が悠久の時の流れを感じさせ、前景の小さな人物たちが古代遺跡の壮大なスケール感を演出しています。
ルーブル美術館所蔵。
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