揺り籠 ベルト・モリゾ

印象派を代表する女流画家のひとり、ベルト・モリゾの作品。
大胆な構図的と母性を感じさせる繊細な女性的感性による表現が素晴らしい作品です。
それでは具体的に観て行きましょう。
モリゾぼ姉エドマと、その2人目の娘ブランシュを描いています。
画面右部分で黒の縦縞の衣服をまとった姉エドマは左手を頬に当てながら我が子ブランシュを慈しむかのように見つめています。一方、娘ブランシュは薄いヴェールに包まれたゆりかごに揺られ穏やかな眠りについています。
主対象のひとつであるブランシュをヴェールで包み存在感を薄めることによって、姉エドマの母性や幸福感をより強調しています。
姉のエドマの背後のカーテンなどに見られる透明感を含んだ平面的な画面構成や空間描写、柔らかな質感表現などは、印象主義の技法が用いられています。
オルセー美術館所蔵。
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