ポンパドゥール夫人の肖像

18世紀フランス・ロココ様式の画家、フランソワ・ブーシェの作品です。ブーシェは、人体の感覚的な描写が有名で、1千点以上の絵画と1万点以上のスケッチを描きました。
さて、本作品で描かれている、ポンパドゥール夫人は平民階級出身ながら、その美貌と幼少期から受けてきた教育・教養の高さから、フランス国王ルイ15世の公妾となり侯爵夫人の称号も受けた人物です。
文学者や芸術家を手厚く保護し、ブーシェも夫人のお気に入りの画家の一人でした。
この作品は、ポンパドゥール夫人が38歳の時に描かれたものです。僅かに微笑みをたたえたその表情から彼女の知的な美しさが滲み出ています。
ロンドンのザ・ウォーレス・コレクション所蔵。
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水浴のディアナ

18世紀フランス・ロココ様式の画家、フランソワ・ブーシェの代表作。
ブーシェは、人体の感覚的な描写が有名で、1千点以上の絵画と1万点以上のスケッチを描きました。
印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールは、本作品を観て感銘を受けたと言われます。また、エドゥアール・マネによる「草上の昼食」の裸婦にも影響を与えてた作品です。
それでは具体的に観て行きましょう。
描かれているのは、ローマ神話に登場する月と狩猟の女神ディアナです。
三日月のアクセサリー、狩猟に使われた弓矢、獲物などがディアナを示すアトリビュートとして描かれています。狩猟を終え、水浴をするために衣服を脱いだ女神の、麗しい裸体が印象的な作品です。
女性像に見られる薔薇色を帯びた乳白色の肌と豊満な身体、愛らしい顔つき。これらは、ブーシェの特徴です。
ルーブル美術館所蔵。
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リナルドとアルミーダ

18世紀フランス・ロココ様式の画家、フランソワ・ブーシェの作品です。
ブーシェは、人体の感覚的な描写が有名で、1千点以上の絵画と1万点以上のスケッチを描きました。この作品でも魔女アルミーダの姿が美しい。
それでは具体的に観て行きましょう。
作品の主題は、タッソーの叙事詩「解放されたエルサレム」で、十字軍戦士リナルドと魔女アルミーダの話です。
2人は敵味方。しかし戦士リナルドは自らの使命を忘れ、魔女アルミーダを恋してしまいます。この作品では、盾を手放し、魔女アルミーダに夢中になるリナルドの姿が描かれています。背後には、壮麗なバロック様式の建築が見え、恋人どうしの甘美な世界と対比をなしています。
やがて、戦士リナルドの仲間(右側の二つの柱の間に居ます)が現れ、リナルドは使命を思い出し、アルミーダを捨てて、戦場に帰っていく物語です。
ブーシェの妻マリー=ジャンヌが魔女アルミーダのモデルを務めたと伝えられています。
ルーブル美術館所蔵。
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