19世紀のドイツ・ロマン主義を代表する画家、フィリップ・オットー・ルンゲの作品です。
ルンゲは自然の中から、自分が神性を感じるものを表象として用い、それらを再構成して絵画を描きました。
ルンゲの描く風景画は、自然を写し取ったものでも、フリードリヒのように自然の背後にある神性を捉えようとしたのでもなく、自分が目にする(神性を感じる)世界と神を感じるままに結びつけ描きました。
それでは、具体的に観て行きましょう。
広い野原に朝日が差し、空は曙色を残しながらも、金色から青に変わりつつあります。その空に髪をなびかせ舞うのは、曙の女神アウローラです。
草地には生まれて間もない朝の子供が光を浴びて横たわります。これが、ユンゲが感じた、人間社会と神が結び付いた一場面でした。
ハンブルク美術館所蔵。
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