雪中の狩人 ピーテル・ブリューゲル(父)

16世紀ブラバント公国(現在のオランダ)の画家、ピーテル・ブリューゲル(父)の作品です。ブリューゲルは、農村風景や市井の人々の暮らしぶりを好んで多く描きました。
それでは具体的に観て行きましょう。
この雪の眺めは、山から帰った狩人たちが見下ろす自分たちの街です。
暗い氷のような空とそれを映す池のモノクロームが、北国の凍てつく風土を見事に表現しています。ここには主人公はおらず、人々は小さく見分けもつかない。
これこそが人々の暮らしであり、厳しい自然の前では微小で取るに足らない人間たちが懸命に生きているのです。
ウィーン美術史美術館所蔵。
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子供の遊戯 ピーテル・ブリューゲル(父)

16世紀ブラバント公国(現在のオランダ)の画家、ピーテル・ブリューゲル(父)の作品です。ブリューゲルは、農村風景や市井の人々の暮らしぶりを好んで多く描きました。
それでは具体的に観て行きましょう。
中世の雰囲気が残る古い街の広場に子どもたちが集まり、思い思いに遊びに打ち興じている様子が丹念に描かれています。250人以上の子が83ほどの遊びを行っている「百科事典的絵画」です。輪回し、樽転がし、木馬、馬乗りごっご、椅子取りゲーム、結婚式ごっこ、店屋さんごっこなど、我々も知っているような遊びが広場に広がり、右手奥の街路の果てまで続いています。
ブリューゲルは、これらの子供の遊びの中に大人の社会の模擬を描き、大人の世界もまた子供の遊びに過ぎないというメッセージを込めました。
ウィーン美術史美術館所蔵。
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