レカミエ夫人の肖像

18/19世紀のフランス新古典主義の画家、ジャック・ルイ・ダヴィッドの傑作です。新古典主義の肖像画の最高傑作のひとつとも言われています。
ダヴィッドは、デッサンと形を重視し、理性を通じた普遍的価値の表現を追求(新古典主義)した画家です。
それでは具体的に観て行きましょう。
モデルは、裕福な銀行家の妻で、パリ社交界の花と言われた、ジュリエット・レカミエ夫人です。当時、上流階級の女性の間で流行した古代風の質素な衣装に身をまとい、古代人の習慣に従って長椅子に横たわっています。
全体像を遠くから、そしてレカミエ夫人の顔を小さく描くことで、ひとりの人物の表現よりも、女性の優雅さと気品を強調しています。
個性の表現と理想化が見事に調和した作品です。
ルーブル美術館所蔵。
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