眠り ギュスターヴ・クールベ

19世紀のフランス写実主義の画家、ギュスターヴ・クールベの作品です。
ベッドに横たわる二人の裸婦を描いた作品で、あからさまに同性愛を示唆しており、発表当初から物議を醸しました。「2人の友達同士」や「怠惰と情欲」という名前でも知られている作品です。
エロティックでありながらも、退廃的、倒錯的とは異質の仕上がりで、安らかなその寝顔と絡み合うその肢体には幸福感が漂っています。
パリのプティ・パレ美術館所蔵。
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3+

エトルタの絶壁、嵐の後 ギュスターヴ・クールベ

19世紀のフランス写実主義の画家、ギュスターヴ・クールベの作品です。
クールベは自然の中の動物を盛んに描いた、動物画家として有名です。そして晩年は、海の画家、波の画家としても広く知られるようになりました。
ここで描かれているノルマンディのエトルタ海岸の奇岩は有名で、モネをはじめ多くの画家に描かれました。
それでは具体的に観て行きましょう。。
クールベは、人々と逸話的な細部を排除し、陸と岩、空と海のバランスを際立たせています。それぞれの自然の要素を明瞭に描き、中でも左の岩の重量感、質感の描写は見事です。
そして、嵐のあとの日ざしが強く射し込む中、海には白波が立ち、まだ灰色の雲も遠くの方にかかっています。雨の後の空気感が伝わってくる作品です。
オルセー美術館所蔵。
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2+

鹿の隠れ場 ギュスターヴ・クールベ

19世紀のフランス写実主義の画家、ギュスターヴ・クールベの作品です。
クールベは自然の中の動物を盛んに描いた、動物画家として有名です。
それでは具体的に観て行きましょう。
少しひんやりとして落ち着いた空気の流れる静寂の空間です。小鹿たちも心地よさそうに憩い、ここでは永遠が時を止めています。
可愛らしい小鹿が本当に安心して脚を投げ出している様子には、こちらまでほっと、解放感に満たされてしまいます。そこには、本当に生を営むものの優雅さ、そしてそうなるための無心な美しさがあふれています。
クールベは、人であれ動物であれ、そこに無心で存在するものに自らも無心で近づき、その喜びを力強く、またやさしく表現することのできる、自然に対して繊細で謙虚な画家でした。
オルセー美術館所蔵。
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3+