カナル・グランデのレガッタ

18世紀イタリアを代表する稀代の景観画家と言われる、カナレットの作品です。
カナレットの作品は、大気性を感じさせる開放的な景観表現とそれを支える幾何学的な遠近法、輝きを帯びた繊細な色彩、そして、絶妙に対比された明暗と光の描写が特徴です。
それでは具体的に観て行きましょう。
遠近法を駆使して整然と描き出された眺望は、写真のような正確さです。明るい陽光の下、広々とした大運河を舞台にレガッタ(ゴンドラでのレース)が繰り広げられ、賑やかな祝祭的雰囲気が伝わってくる作品です。
ロンドンのナショナル・ギャラリー所蔵。
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2+

サン・マルコ湾から見た埠頭

18世紀イタリアを代表する稀代の景観画家と言われる、カナレットの作品です。
カナレットの作品は、大気性を感じさせる開放的な景観表現とそれを支える幾何学的な遠近法、輝きを帯びた繊細な色彩、そして、絶妙に対比された明暗と光の描写が特徴です。
それでは具体的に観て行きましょう。
この作品では、ベネチアの良く知られた眺めの一つが描かれています。左にはサン・マルコ図書館、その後ろには鐘楼がそびえ、右には総督宮、その後ろにはサン・マルコ大聖堂と時計台が見えます。
水上には、遠近法を駆使して帆船やゴンドラなど様々な船を並べ、水の都の賑わいを伝えています。そして、紺碧の空は、画面の四分の三を占め、そこに立ちこめる灰色のもやが、画面を浸す光を和らげています。また精緻に描かれた建築、水面のきらめきなど、見れば見るほど、カナレットの力量に圧倒される作品です。
ルーブル美術館所蔵。
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3+

列柱廊のあるカプリッチョ


18世紀イタリアを代表する稀代の景観画家と言われる、カナレットの作品です。
カナレットの作品は、大気性を感じさせる開放的な景観表現とそれを支える幾何学的な遠近法、輝きを帯びた繊細な色彩、そして、絶妙に対比された明暗と光の描写が特徴です。
それでは具体的に観て行きましょう。
この作品の主役は柱廊です。装飾が施された5本の柱が画面中央に並び、柱廊が幾何学的な遠近法により強調されています。
柱や建物の水平線や垂直線、画面奥への収れんする天井や廊下。屋内の暗部と戸外の明部の対比と階段の斜線が、作品にリズム感を与えています。
ベネチアのアカデミア美術館所蔵。
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3+