花と果物 アンリ・ファンタン=ラトゥール

19世紀フランスの実写主義の画家で、肖像、静物画家として名高い、アンリ・ファンタン=ラトゥールの作品です。アンリは、現実を空想によらず、ありのままに瑞々しく捉えようといました。
それでは具体的に観て行きましょう。
主題は、美しい花々や美味しそうな果物など、五感を刺激するような品々を並べた食卓の様子です。しかしこうした伝統的な構成に対して、真っ白なテーブルクロスの上に浮き出たそれらのモティーフは、いずれも爽やかな近代的感覚で捉えられています。
流れる時間の一瞬を切り取ったかのような鮮やかで瑞々しい美しさ。アンリは伝統的な静物画の世界に、新しい境地を切り開いたのでした。
オルセー美術館所蔵。
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