シテール島への船出

ロココ絵画を代表する画家、アントワーヌ・ヴァトーの代表作です。
ギリシアの群島のひとつ、シテール島は、海から誕生した愛と美の女神アフロディーテが流れ着いた島です。ここを巡礼したものは恋人を得ることができると言われます。本作で描かれているのは8組の恋人たちがシテール島を巡礼している場面です。
華麗で雅やかなロココの雰囲気が漂う場面描写の中に、メランコリックな情緒性を感じさせる表現や豊潤な色彩描写。
バロック絵画の大画家ルーベンスや16世紀ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノの作品に影響を受けながら形成したヴァトー独自の様式で描かれています。
ルーブル美術館所蔵。
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ピエロ

本作品はロココ美術を代表する画家アントワーヌ・ヴァトーの傑作です。
ロココ美術は優雅で美しい美術様式として知られています。
それでは、具体的に見て行きましょう。
大きな藁帽子とピエロ特有の大ぶりの白布の衣服。堂々としていながらも、優しげで、どこか郷愁すら感じさせるピエロの立ち振る舞い、衣装の白さとあいまって、この人物の純粋無垢な性格を感じさせます。
あざけりを買うことで観客を笑わせ、楽しませる道化師の姿に、ヴァトー自身を投影したと言われています。
ルーブル美術館所蔵。

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