ポール=マルリーの洪水 アルフレッド・シスレー

19世紀フランス生まれのイギリス人印象派の画家、アルフレッド・シスレーの作品です。
自然の光の下で、目に映ったままに描く戸外制作を積極的に行ったシスレーは、風景画の名作を多く残しています。
本作も、パリ郊外のセーヌ川で制作を行い、雪解けで洪水が発生した様子を描いています。玄関先まで迫る水と町の風景は非日常的で、水面の揺れに反射する光やどんよりとした雲の動きが印象的な作品です。
災害を描いたものでさえ、重々しさを避け、明るいトーンでまとめ上げる手法からは、シスレーの優しい人柄を感じます。
オルセー美術館所蔵。
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ルーヴシエンヌの雪 アルフレッド・シスレー

19世紀フランス生まれのイギリス人印象派の画家、アルフレッド・シスレーの代表作です。印象派の冬景色の傑作のひとつと言われます。
それでは具体的に観て行きましょう。
画面構成は、中央に収斂してゆく細い道の遠近感を強調した構成となっています。そして、雪の微妙な変化がなんとも素晴らしい。
道の先にいる女性からは、僅かに人のぬくもりが感じられます。更に女性がひとりいることで孤独感が一層深まります。
日常的な世界を散文詩に生まれ変わらせることに成功している作品です。
オルセー美術館所蔵。
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