聖家族

ルーカ・シニョレッリの作品。フィレンチェのウフィツィ美術館所蔵。
ミケランジェロはシニョレッリの仕事をいつも賛嘆していて、ミケランジェロの代表作「最後の審判」の制作では、シニョレッリの表現を参考にしたと言われています。
この作品の構図は、聖母マリアが聖書を読み、ヨセフがイエスを礼拝しています。この構図は15世紀以前には登場しないルネサンス的構図で、かつては聖母子だけだったのが、聖母マリアの夫のヨセフもクローズアップされています。
中世ではヨセフは付録的でしたが、その地位は市民社会の発展と共に上昇していきました。この作品では、ヨセフは権威ある強壮な人物で、聖母子の保護者として大きく描かれています。この構図が、後の三位一体の構図の基になっていると言われています。
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