静物(ポデゴン)

フランシスコ・デ・スルバランは、単純で、ややもすれば単調に陥りかねないほど簡素な構図で、事物を正確に描きます。単純・簡素化により画面には厳粛さを帯わせ、造形物を崇高なまでに純化する事に成功しています。物の本質を照らし出す聖なる光の下に並べられた様々な食器には存在感が感じられ、”もっとも卑近なものの中にこそ神を見る”というスペイン的な宗教精神が伺えます。
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聖ペドロ・ノラスコの幻視

スペインのセビーリャで活躍した画家フランシスコ・デ・スルバランはカラヴァッジョ風の強い明暗画法と実写的表現を学び、多くの宗教画を描きました。特に布の描写に優れ、修道士の身を包んでいる白い布が生み出す微妙なトーンを描くことを得意としていました。しかも全体の構図は質素で、瞑想的な静けさに満ちています。
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