シュザンヌ・フールマンの肖像

ピーテル・パウル・ルーベンスの代表的な肖像作品。
ルーベンスの内面をも描き出す洞察力と、それを的確に表現する描写力が存分に発揮された作品です。
具体的に見て行きましょう。
透明に輝く白い肌とピンクに染まった頬、大きな瞳、丸々しい肉感的な人物描写。
そして身なりの良い洗練された衣装。そこには、女性としての柔らかさと優しさが感じられます。
そして何よりも注目すべきは、女性の力強い眼差し。被写体の凛とした内面をも見事に表現された作品です。
ナショナル・ギャラリー(イギリス)所蔵。
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3+

秋の風景

ピーテル・パウル・ルーベンスの代表作。
ルーベンスは外交官としても活躍しましたが、晩年、ステーン城を買い取り引退生活を送ります。本作は引退生活中に描いたもので、遠景に広がる風景がパノラマを観ている様で素晴らしい!
具体的に見て行きましょう。
画面では朝の光を受けて田園風景が広がり、左手奥にはステーン城が見えます。地平線は高い位置に置かれ、大地は豊穣を表すかのように画面の3分の2を占めています。無限に広がっていく空などは、まさにパノラマを観ている様です。
ナショナル・ギャラリー(イギリス)所蔵。
※ステーン城はその後、要塞や牢獄として使用され、19世紀の大規模な改修を経て海洋博物館となりました。現在でも町の観光名所のひとつとなっています。
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2+

三美神

ピーテル・パウル・ルーベンスの作品。
三美神とは、ギリシア神話とローマ神話に登場する美と優雅を象徴する三人の女神の事です。ギリシア神話の三美神は、魅力、美貌、創造力を、ローマ神話の三美神は、愛、慎み、美を司っているとされます。
左側の女神は、ルーベンスの妻エレーヌ・フールマンに似通っているとされ、ルーベンスはそこに理想の女性像を描いたそうです。
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4+

ケルメス(村祭り)

ピーテル・ブリューゲルの息子、ピーテル・パウル・ルーベンスの作品。ルーブル美術館所蔵。
村祭りの描写の中で、人間の野卑さを表現する、北方絵画の伝統的な形式で描かれています。前景の小屋の中に描かれた大食いの象徴である豚の醜い顔に人間の野卑さを表しています。
しかし、この作品におけるルーベンスの関心は人間の野卑さだけではなく、異なる世代が陽気に混じり合った祭りの賑やかさも表現しようとしています。
婚礼もしくは収穫の終りを記念している宴会は、茶色の色階を用いて描かれた農場で繰り広げられています。画面の構図は三角形を基本に、その中に陽気なファランドールを踊りながら列を成した農民の喧騒がひしめき合っています。ダンスをする二人組の連なりがアラベスク模様のように流れ、一つの動きを形作っています。全体の目まぐるしい渦の印象が、反響し合う無数の曲線によって強調され、生きる喜びと感覚の悦楽を表現するために、多彩な人物像の陳列を観ている者に与えてくれます。
まるで子犬のように大騒ぎをする者、地面の上で直に飲み食いをする者、赤ら顔の肥った女の乳房をむさぼるように飲んでいる幼児、恋愛ゲームにあからさまに身を委ねるその場限りの恋人たち・・・
これらの生命の興奮が、晴朗な光り輝く空に溢れた穏やかな風景の広がりにより強調されています。
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2+

マリード・メディシスの戴冠式

この作品は、17世紀フランドルの画家ピーテル・パウル・ルーベンスの代表作「マリー・ド・メディシスの生涯」の24連画のひとつです。
アンリー4世が、ドイツ遠征を前にして、不在中の統治権を王妃のマリー・ド・メディシスに預けることとなり、その権威を強化するため、1610年5月13日サン・ドニ聖堂で王妃の戴冠式を行いました。ルーベンスがこれを描いたのは、戴冠式の十数年後です。歴史的事実に基づいたこの絵は、300年の後ダヴィッドの作品に影響を与えたとされています。
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4+

マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸

この作品は、17世紀フランドルの画家ピーテル・パウル・ルーベンスの代表作「マリー・ド・メディシスの生涯」の24連画のひとつです。
フランス王アンリ四世の妻でルイ十三世の母でもあるマリー・ド・メディシスがリュクサンブール宮殿を装飾するために注文したものです。
アンリ四世と結婚するために、海路はるばるイタリアからマルセイユに到着したばかりの花嫁マリー・ド・メディシスを史実に基づき描いています。 左上にメディチ家の紋章、左下には警護する海の神ネプチューンとトリトン、王妃の足下には到着を喜ぶ3人の海の精ネレイスがいます。
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3+