ピエタ

16世紀のルネサンス期からマニエリスム期にかけて活動したイタリアの画家、セバスティアーノ・デル・ピオンボの作品です。
ピオンボはベネチア派(流動的で詩的な雰囲気で人間の感覚に直接訴えかける効果を追求)として有名です。
この絵画でもベネチア派の特徴が見て取れます。
カール5世は、クレメンス7世の懲罰の為、大群をローマへ送り殺戮と強盗を行わせました。ピオンボは、この殺戮と強盗を目撃し、その体験を基に、この絵画を描きました。
死体を大地に横たえ、天を仰ぐ聖母マリア像。そこには悲痛な思いと残虐行為をした敵への抗議を、人間の感覚へ訴えかけています。
イタリアのヴィテルボ私立美術館所蔵。

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