聖なる寓意


イタリアのルネサンス期の画家、ジョヴァンニ・ベッリーニの作品。フィレンチェのウフィツィ美術館所蔵。
風景には、多色彩の大理石の敷石が敷き詰められた広いテラスと、手すりで隔てられた湖岸が描かれています。風景の左側で聖母マリアが、受胎したことを象徴する、円錐形の天蓋の下で崇められています。その天蓋には四段の階段がついているとともに、側面にはマルシュアースの神話の場面が描かれています。聖母マリアの近くには、二人の女性の姿が描かれており、二人の女性の内一人は、足が描かれていないため、空気中を漂っているように見えます。
風景の中央には、小さな木と銀色の果実とともに四人の子どもたちが描かれています。木は知恵の樹を表し、果実は生命や知識の象徴です。
右側には、ヨブと聖セバスティアヌスがいます。手すりの外側には、ナザレのヨセフ(もしくはペトロ)とパウロがいます。
背景の大きな湖の向こう側に、男性や動物たちとともに、岩脈が描かれています。湖岸には、小さなほら穴の中に羊飼いやケンタウロスが描かれています。
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