受胎告知

サンドロ・ボッティチェッリの作品。フィレンチェのウフィツィ美術館所蔵。
チェスの盤のような床のシンプルな一室で、「受胎告知」のシーンが描かれています。開けられた窓の向こうには、川が流れ、穏やかな風景が広がっています。
受胎を告げる大天使ガブリエルは、たった今、地面に降り立ったかのようなジェスチャーをしており、衣服の軽やかな動きからもそれが感じられます。
聖母マリアの恐れおののいている様子を、わずかに膝を折る描写で表現しています。大天使ガブリエルが捧げ持つ白百合は、聖母マリアの「純潔」の象徴で、当時の「受胎告知」のシーンに、よく描かれました。
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2+

春(ラ・プリマヴェーラ)

この作品は「ヴィーナスの誕生」と対をなし、天上のヴィーナスの降臨を描いた「ヴィーナスの誕生」に対して、地上のヴィーナスの王国を描いた「春」と言われています。
右から順番に春を運んでくるという西風の神ゼフュロス、花の女神フローラ、 そしてフローラの口からは花が出ていて、その隣の春の女神プリマヴェーラに変身するところが描かれています。
プリマヴェーラの左には地上のヴィーナスがいて、その上にはヴィーナスの子どもであるアモール(キューピッド)が 恋に落ちる矢を左側の三美神に向けています。よく見るとその三美神は絵の中心から背をそむけている男性、メルクリウスの方を見つめてます。
このメルクリウスは、理性を象徴する、ギリシャ神話の商業神で、カドゥケウスという杖で雲を払っている様子が描かれています。 「これは地上のヴィーナスの国から天上のヴィーナスの国を覗いている」という解釈がされています。
ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品です。
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ヴィーナスの誕生

この作品は「春」と対をなし、天上のヴィーナスの降臨を描いた「ヴィーナスの誕生」、地上のヴィーナスの王国を描いた「春」と言われています。
「ヴィーナスの誕生」は、ギリシア神話の天上のヴィーナス(アプロディーテー)が海より誕生した様子が描かれています。
天上のヴィーナスは左足が浮いていて、今まさに地上に降り立とうとしています。 地上に降り立った瞬間、天上のヴィーナスは時間の支配を受ける、地上のヴィーナスになります。 ヴィーナスの右側には時の女神ホーラ、左側には西風の神ゼフュロスとその妻である花の女神フローラが描かれています。
ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品で、キャンバス地に描かれたテンペラ画です。
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3+