夕日の港

この作品は、クロード・ロランの海景画の作品で、左側には見る者の視線を奥へと導く、古典的建築の列が並び、右には帆船のシルエットが美しく浮かび上がっています。 日没のまばゆい光が、すべてを憂愁に溢れた詩情で包み込む作品と評されています。
クロード・ロランはプッサンと並んで17世紀フランスの代表的な画家です。風景画において西洋絵画史に大きな影響を及ぼしました。
初期はタリアのドメニキーノ、カラッチらの影響を受けた画風でしたが、次第に「誰の目にも美しい」詩情性を持った風景画を描くようになります。
イギリス・ロマン主義の風景画家ジョン・コンスタブルはクロード・ロランのことを「世界が今まで目にした最も完璧な風景画家」だと評し、クロードの風景では「全てが美しく、全てが愛らしく、全てが心地よく安らかで、心が温まる」と絶賛しました。
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