キリストの磔刑

15世紀を代表するパドヴァ派の画家、アンドレーア・マンテーニャの代表作。
パドヴァ派は、古典的なモティーフを題材に、鋭い彫刻的な線や短縮法、遠近法を用い、劇中を思わせる現実味を帯びた絵画を作り出しました。
具体的に見て行きましょう。
キリストが十字架に架けられた場面を描いています。鋭利で硬質的に描かれた大地。これはマンテーニャが得意とした表現手法です。大地と十字架で明確な遠近法が用いられ、磔刑に処されるイエスの深い表情には聖性を感じます。
このようにして、マンテーニャは絵画に劇中を思わせる様な現実味を与えることに成功しているのです。
ルーブル美術館所蔵。
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パルナッソス ー 神が住む山

この絵画はルネサンスの画家アンドレア・マンテーニャの作品です。パルナッソスはギリシャの神々が住む言われている山です。
洞窟の前で鍛冶の神ウルカヌスが高い台の上にいるキュービットを見て叫んでいます。 キュビットは彼に吹き矢を射ろうとしています。高い台の上に君臨しているのが全裸のヴィーナスと武装した軍神マルスです。 ヴィーナスはウルカヌスの妻でマルスは愛人なのですが、ここではウルカヌスは戦の武器を製造する邪悪な神としてキュービットに退治され、戦の神マルスも武装を解かれヴィーナスの愛で和められています。左には音楽と詩の神アポロン、右には9人の詩女神が踊っています。右端はペガサスと商人や旅人の守護神メルクリウスです。
この絵画には戦争より平和と文化を栄えさせる意味が込められています。
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