三位一体の礼拝

アルブレヒト・デューラーが最後に描いた祭壇画。ウィーン美術史美術館所蔵。
最後の審判ののちに出現する神の国において、旧約の人物たち、諸聖人、選ばれた者たちが、聖三位一体(父、子、聖霊)を礼拝するという場面を表しています。
祭壇画の中央上部に三位一体が描かれており、上から鳩の姿をした聖霊、皇帝の姿をした父なる神、そして父に支えられて十字架に架かる子なるキリスト。
この絵は、ニュルンベルクの裕福な市民マテウス・ランダウアーによって、彼が創立した貧しい職人たちの施療院「十二兄弟の家」の礼拝堂のために制作されたものです。画面右下隅には、署名年記を記した板を持つデューラー自身の姿も描かれています。
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アダムとイブ

「アダムとイブ」は、アルブレヒト・デューラー(1471年-1528年)の代表作。
デューラーは、ドイツのルネサンス期の画家、版画家、数学者です。同名の父・アルブレヒトは、ハンガリーからドイツ南部に移住してきたマジャル人金銀細工師でした。
真の美は身体各部の「比例・均等」にあるという思想は地中海的・ラテン的な伝統で、アルプス以北には存在しなかった考え方でした。
この事実を悟ったデューラーは、古代の彫刻を模写しながら「アダムとイブ」を独自に築き上げた理想美で描きました。
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