首吊りの家 ポール・セザンヌ



フランスのポスト印象派の画家、ポール・セザンヌの初期の傑作。
1874年「モデルヌ・オランピア」とともに第1回印象派展に出品された作品です。
それでは具体的に観て行きましょう。
画面の前景に村の中心へと続く田舎道が画面の左から横切るように描かれ、その道の先には二軒の家が左右対称的な位置に配されています。
画面の中央や上部分に空いた空間には中景として村の家々が、さらに遠景にはオーヴェールの景観と青々とした空が広がっています。
ほぼ均一に当てられる陽光の処理や、画面右側の小屋の屋根の柔らかさの中に硬質性も感じさせる描写は、セザンヌ独特の質感表現と言われます。
オルセー美術館所蔵。
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