田舎のダンス オーギュスト・ルノワール



19世紀フランス印象派の巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワールの作品。
「都会のダンス」と対をなし、ルネサンスの古典美術に触発され、それまでの印象派様式からドミニク・アングル風の様式へ移っていくきっかけとなった作品です。
具体的に観て行きましょう。
栗の木の下で踊る男女を描いています。明るく陽気な雰囲気に溢れており、女性の衣服にも黄色い手袋、赤い帽子など温かい色彩が使われています。
ルノワールの特徴である震え動くようなタッチが消えて、平塗りが目立ちます。人物の形態、輪郭からも曖昧さが消えています。
女性がかざしている日本の扇にルナわーるの日本趣味が伺えます。
オルセー美術館所蔵。
<MAP>

広告

Subscribe
更新通知を受け取る »
guest
0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments

Copyrighted Image

0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x