独楽遊びをする少年



フランスのロココ美術の巨匠ジャン・シメオン・シャルダンの作品です。
シャルダンは、日常の生活の1場面に教訓的意味も込めた作品を数多く描きました。本作品もそのひとつです。
具体的に観て行きましょう。
少年が独楽で無心に遊んでいる姿が描かれています。
机の面と壁の緑、赤の太い縦帯が、画面に安定感をもたらし、明るい色のおしゃれなチョッキを着た少年の穏やかな沈黙が、なんとも美しい作品です。
教訓的意味としては、回っている間しか立っていられない独楽は、人間の怠慢や変転する運命を、机の上の本やペンは、学習や勤勉を意味しています。
ルーブル美術館所蔵。
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