洗濯女 オノレ・ドーミエ



19世紀フランス画家、オノレ・ドーミエの作品です。
ドーミエは風刺版画家として知られるとともに、油彩画家としても印象派や表現主義の絵画を先取りし、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、フィンセント・ファン・ゴッホなど、後世の画家に影響を与えた画家です。
それでは具体的に観て行きましょう。
洗濯の山を抱えながら、石の階段を登る女性を描いています。この女性からは、疲労感と同様に力強さも感じさせます。母親として、生活の疲労と高すぎる階段をよじ登る子供を助ける優しさが描写されています。
母親の手をしっかり握りしめた子供は、母親がこれから請け負った洗濯仕事へ向かうことをわかっているようにも見えます。
母と子の力強い量感、存在感が際立つ作品です。
オルセー美術館所蔵。
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