水浴のディアナ



18世紀フランス・ロココ様式の画家、フランソワ・ブーシェの代表作。
ブーシェは、人体の感覚的な描写が有名で、1千点以上の絵画と1万点以上のスケッチを描きました。
印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールは、本作品を観て感銘を受けたと言われます。また、エドゥアール・マネによる「草上の昼食」の裸婦にも影響を与えてた作品です。
それでは具体的に観て行きましょう。
描かれているのは、ローマ神話に登場する月と狩猟の女神ディアナです。
三日月のアクセサリー、狩猟に使われた弓矢、獲物などがディアナを示すアトリビュートとして描かれています。狩猟を終え、水浴をするために衣服を脱いだ女神の、麗しい裸体が印象的な作品です。
女性像に見られる薔薇色を帯びた乳白色の肌と豊満な身体、愛らしい顔つき。これらは、ブーシェの特徴です。
ルーブル美術館所蔵。
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