春 ジャン=フランソワ・ミレー



19世紀フランスのバルビゾン派の代表的画家、ジャン=フランソワ・ミレーの作品です。この絵は、ミレーが晩年に描いた、四季をテーマにした連作のひとつです。
それでは具体的に観て行きましょう。
ミレーは本作で、木の下に小さな農夫を描き、人間の存在を弱めることで、叙情詩的でロマンティックでもある人間と自然との対話や出会いの表現に重きを置いた作品を描き出しました。
道端にちらほらと見える小さな花等、自然の風景は正確に観察され描かれています。果樹が植えられ、道があり、塀が建てられるなど、自然界がここに息づいており、かつ大事にされている様子が判ります。
オルセー美術館所蔵。
※1:バルビゾン派は、フランスのバルビゾン村やその周辺に画家が滞在・居住し、自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた画派です。
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