帽子と毛皮の襟をつけた女 パブロ・ピカソ



19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソのシュルレアリスム時代(※1)の作品で、ピカソの愛人マリー・テレーズ・ウォルターを描いたものです。
それでは具体的に観て行きましょう。
マリー・テレーズの正面顔と横顔を融合し歪形させて描いています。正面顔と横顔が融合されている為に右向きにも左向きにも見え、両目は離れ、顎は尖っています。ピカソ独特の歪形させる技法により、マリー・テレーズをエロティズムの象徴としています。
マリー・テレーズの若さや魅力、自由な人間性が表現されている作品です。
バルセロナのカタルーニャ美術館所蔵
※1:シュルレアリスム(超現実主義)の時代(1925年 – 1936年):シュルレアリスム(ジークムント・フロイトの精神分析とカール・マルクスの革命思想を思想的基盤とし、無意識の探求・表出による人間の全体性の回復を目指しました。)に興味を持ち、活動した時代
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