初聖体拝領 パブロ・ピカソ



19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソが14歳の時に描いた作品です。
幼い少女が祭壇の前にひざまずき、カトリック教徒として初聖体拝領を受けているシーンを、少女から大人の女性への変容として描いています。少女の真っ白なセレモニードレスと、祭壇の白い布と全体を照らしている、ろうそくの光とをリンクさせ、この場面を劇的に表現しています。
14歳にして、このような絵を描いたピカソは、やはり天才ですね!
ピカソは後に、このように語っています。
「私は15歳にて既にベラスケスのように描くことができた。そして子供のような絵を描くまでに80年もかかったのだ。」
バルセロナのピカソ美術館所蔵。
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