ラ・ベル・フェロニエール レオナルド・ダ・ヴィンチ



15-16世紀イタリアの画家、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。
ダ・ヴィンチの作品で、一人の女性を描いた肖像画はわずかに4作品しか現存せず、本作はその中のひとつで「ミラノの貴婦人の肖像」とも呼ばれています。
それでは具体的に観て行きましょう。
本作はミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの愛妾ルクレツィア・クリヴェッリを描いた作品と言われています。
構図には、フランドル画家たちが始めた様式の影響が見られ、モデルの頭部と上半身だけ描き、両手は下部の手すりに隠れています。ダ・ヴィンチの特徴であるスマフート技法(※1)も見られます。
ルーブル美術館所蔵。
※1:スマフート技法:深み、ボリュームや形状の認識を造り出すため、色彩の透明な層を上塗りする絵画の技法。
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