メゾン・カレ



18世紀のフランスを代表する新古典主義の風景画家、ユベール・ロベールの作品です。
ロベールは、廃墟や古代建築物のある風景を得意とし、時には生命力溢れる人物を配置する知的で叙情豊かな風景表現で名を馳せ、「廃墟の画家」と言われ人気がありました。
それでは具体的に観て行きましょう。
ここでは、南フランスのニームにある古代ローマの遺跡、メゾン・カレを中心に円形闘技場とマーニュ塔が描かれています。
建物の痛みや周囲に転がる石が悠久の時の流れを感じさせ、前景の小さな人物たちが古代遺跡の壮大なスケール感を演出しています。
ルーブル美術館所蔵。
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