ボルドーのミルク売りの娘



近代絵画の創始者の一人として知られるスペインの巨匠、フランシスコ・デ・ゴヤの晩年の作品です。
ゴヤは、ディエゴ・ベラスケスとともにスペイン最大の画家と言われます。
本作品はゴヤの晩年の境地を結晶させた作品と言われます。
具体的に見て行きましょう。
ミルク売りの少女は穏やかな朝の陽光に包まれ輝きを帯びています。
女性の顔に憂いと淋しさを残しつつ、不思議と透明な意識に支配されていきます。
美とか高貴とかとは無縁の平凡な田舎娘であるが故に、無私の崇高な境地を感じさせる作品です。
マドリードのプラド美術館所蔵。
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