サーラ・デル・アッセ レオナルド・ダ・ヴィンチ



15-16世紀イタリアの画家、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。
本作はヨーロッパでも有数の規模の城塞と言われる、ミラノのスフォルツェスコ城のある部屋の天井と壁面に描かれた壁画です。ダ・ヴィンチが「最後の晩餐」を製作中、ミラノ君主ルドヴィーコ・スフォルツァから依頼を受けて描いたものです。

      スフォルツェスコ城

それでは具体的に観て行きましょう。
木々の枝を半円形状に描き、天井全体を覆ってつる棚を形成しています。いくつかの木の根は岩の層を貫通するように描かれ、それが幹、枝へと続き、幾何学的な模様をなす緑の葉が天井を覆っています。
フランク・ツォルナーは本作を観て「壁で閉じた空間を打ち破り、理想の屋外空間へと変貌させるかのようである」と述べています。
ミラノのスフォルツェスコ城所蔵。
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