サルタンバンクの家族  パブロ・ピカソ



19世紀スペインのキュビスムの創始者、パブロ・ピカソの作品です。
本作は、ピカソの「バラ色の時代」(※1)の代表作です。
それでは具体的に観て行きましょう。
砂漠を背景として巡業するサーカス芸人のサルタンバンク一家を描いています。常に一緒に行動しているように見えるサーカス芸人たちだが、絵の中の6人は互いに目を合わさず、コミュニケーションのようなものは感じられません。
ピカソはサルタンバンク一家を通して、自分自身を描いており、独立精神」「孤独」「貧しさ」「放浪」を表現しました。そのため、背景はパリではなく砂漠に設定されています。
ワシントンのナショナル・ギャラリー所蔵。
※1:ばら色の時代(1904年 – 1906年):ピカソがフェルナンド・オリヴィエという恋人を得て、サーカスの芸人、家族、兄弟、少女、少年などを題材に明るい色調で描いた時代。
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