キリストの埋葬



当絵画は初期バロック美術の巨匠カラヴァッジョの円熟期の傑作と言われる作品です。
この作品でカラヴァッジョは光と影のコントラストや対角線構図法を駆使しています。具体的に見て行きましょう。
暗闇から登場人物を浮かび上がらせる明暗対比、下から見上げるように描かれた仰角表現、キリストの足を中心に人物たちの手や足が放射状に広がる動的な構図、キリストの足を抱える男の肘や画面下の墓石の角がこちらに突き出してくるような遠近表現。バロック絵画の醍醐味がこの1枚に凝縮されています。
バチカン絵画館所蔵。
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